それは誰にでも起こりえる話で
「シングルマザー死ねって日本が言ってる」
先日なんとなく流し見していたフェイスブックでシェアされていたブログ記事のタイトル。
そのタイトルの強烈さとシェアしていた人の「みんな読んだ方がいい」とのコメントで記事を読ませてもらった。
読んでいて涙が出た。
たまに見かけるようなドラマや映画のワンシーンじゃなくて本当にこんなことあるんだとただただショックだった。
自分はまだ結婚もしていなければもちろん子どももいない。両親は健在だし離婚もしていない。
だからどういう支援制度があるのかとかも全くわからないしましてやシングルマザーとかシングルファザーで大変な苦労をされている方の気持ちがわかるとか簡単には言えないし到底推し量れるものではないんじゃないかとも思う。
この記事を読んでこみあげてくるものはあったけどうまく言葉がまとまらないしとりあえず読んでほしいとしか言えない自分が歯がゆい。
自分の将来を想像して(できるかは別だが)結婚して子どもができたとき奥さんと離婚したとか死別したとかで自分がシングルファザーになったら自分はがんばれるだろうかとか不安にもなった。
最後に冒頭で書いた記事のリンクを貼っておくので読んでほしい。
何ならこの記事よりもそっちの方を見てほしいくらいに思ってる。
さて、このまま読み進めてくれる方々へ
今回のこの記事を書いてるのは「読んで悲しかった、不安になった。だからこの人の記事みんな読んで」って話じゃない。ここから本題
過去の記事でも書いているのでまたかと思われそうだが自分は鬱で仕事を辞めた。
現在転職活動を行っているが一度だけこのフリーター期間に転職エージェントと面談をしたことがある。
やり取りの中でどうしても不安で気になったので聞いた。
「鬱で仕事を辞めたって面接の場で言ったらやっぱり印象よくないですかね?」
「いい印象はないだろうからうまくぼかしてはっきり言わない方がいいね」
わかってはいた、予想はしていた。でもやっぱりショックだった。
鬱になんてなりたくてなったわけじゃない。
もちろん自分が鬱になるなんて考えたこともなかった。
でもなってしまったものは仕方ないじゃないか。
どれだけ予防したいたところでひくときは風邪ひくんだよ。
どれだけ頑張ってもダメな時はダメなんだ。
それを認めてもらえな。理解してくれない。
「鬱で辞めたって言っても今もう大丈夫なら大丈夫でしょ」
って言ってくれない世の中。
実はこの記事を書く直前企業との面接があった。
もちろん退職理由を聞かれたので正直に答えた。
先述したエージェントとの面談を考えれば正直に「鬱で辞めました」というべきではなかったのかもしれないけどはっきり言った。
web面接で画面越しだったうえに相手の顔が少し見切れていたり評価シートか何かの記載をしていたのだろう、頻繁に顔を下げていたので話した時の表情や反応がわかりにくかった。
これが理由でだめかもしれないし他の理由でだめかもしれない。もしかしたら受け入れてくれるかもしれない。結果はまだわからない。
でもこれで落ちるような会社ならこっちから願い下げだと思っている。
先のシングルマザー(ファザー)の話もそうだし鬱などの疾患、その他多くあげられるいわゆる「社会的弱者」と呼ばれる人たち。
それを「自己責任だ」と簡単に言い捨てる人がいる。
冗談じゃない。
どの人たちも共通してなりたくてなったわけじゃない。
結果そうなってしまっただけ。
軽くなってしまいそうだが
ただ少し他の人より運が悪かっただけ。
それを否定される、認められない、理解されない。
どれだけつらいことか
心のどこかで「自分は関係ない」「自分はそうならない」と思い込んでる
いつどこで誰がそうなってもおかしくない世の中なのに
「我が事のように」なんてことも言えるが実際の苦しみも大変さもなってみないことにはわからない
それはわかってる
でもだからと言ってこのままでいいわけではないだろう
周りの人だったり政治だったり社会だったりもっとできることが変わるべきことがあるんじゃないかな