正社員を辞めて派遣社員を選んだ理由

2019年1月17日

新卒で入社した会社を退職し、同月27日某飲食店にてあバイト生活が始まりもう1年と2か月が経過した。

昨年10月に一時的にと今年の1月から3月頭にかけて転職(再就職)活動をしていた。

結論から言うとこのタイトルにもあるように再就職活動で正社員になることを辞め派遣社員になることにした。

派遣社員になることにしたとはいえはっきりと派遣先が決まったわけではない。

先日派遣会社に登録をしたのでそこから紹介を受けた企業で働けるか働けないかが後日派遣先の企業と面談をして決まるというような状態である。

ではなぜそう決断したのかについて書いていく。

 

再就職活動中の話

正直就活はかなり難航した。

希望しているような条件の会社も北海道に絞るとなかなかなくその中から少々のこだわりとそれなりの妥協の末、見つけた数5社の会社説明と面接を受けてきた。

 

 

どんなことを妥協したか。例えば職種。前職が営業職で病んだため営業以外の職種を希望していたがその時点で利用していた転職サイトの求人の7割ほどが無くなってしまう状態だったため営業を全部はじくのではなくルート営業や企業、法人向けの営業はセーフにしてみたり、給与などの条件も少し下げてみるなどした。

そんな中見つけた5社だ。

しかしいざ申し込んで会社説明や面接を受けてみたときこんな言葉がよく出てきた。

「いや、求人にはこうやって書いてるんだけど実はね・・・」

軽い感じで笑いながらそれを話される。

例えば営業以外の職種で応募したはずなのに「最初3年は営業で動いてもらう」とか求人には土日祝休みと書いてあるのに「実際はシフト制で平日休みが基本になる」というものだ。

「なんでそれちゃんと求人に書かないんですか?」と問い詰めたくもなったが堪えた。そんな就活が2か月続いた。

結果は3社が一次面接で不採用、1社が一次通過するも最終選考の日程調整段階で辞退。そして1社から内定をもらうも辞退した。

内定を辞退した理由

多少の不信感を抱きつつも続けた結果内定の出た1社。

この会社は先述していたようなことが唯一なかったといっていいほど求人通りの会社だった。

前職で病んだような社内環境でもなさそうだし面接であった人達もいい人そうだった。

鬱についても「今もう大丈夫だって言うならいいんじゃない?」って言ってくれた。

ではなぜそんな会社を辞退したか。

その理由は前職を辞めたとき自分の中で決めたことが関わってくる。

 

前職を鬱で辞め、少しして調子が気持ち程度に落ち着きを見せてきたころ2つルールではないけど自分の中で決めたことがある。

無理、無駄な我慢はしない。

少しでも違和感があるときはその時の直観を信じる。

それぞれ少しだけ具体的に記述していく。

 

①について

人との関わりの中、特に働く中でもちろん我慢しなければいけないことは往々にしてあることだろう。しかし、人によって許容量や許容できる範囲にもちろん差がある。

その中で自分の中で「これは黙っていたくない」「このままにしておくのは嫌だ」と思ったことは周りに何を思われようと(できるだけ)気にしないではっきりと言うようにした。実はこれで何度か今のバイト先の人とぶつかったことがあるが別にその結果不仲になったとか職場の雰囲気が悪くなったということはなかった(運がよかっただけかもしれないが・・・)。それがいいことなのか悪いことなのかはわからないが少なくとも自身の精神衛生上悪いことはなかった。

 

②について

これは「状態が落ち着いて次の仕事を決める時が来たら」という考えが強かったもので文字通りという感じ。話している中で「何かおかしい」とか「違うかも」といった「何がとははっきり言えないが引っかかること」なんかがあったときはその直観、感覚を大事にしてできるだけ避けるようにしようと決めたものである(たまにふざけてなんかやべーセンサーとか言ったりもする)。

 

内定を辞退したのはこの2つのうち②に引っかかったからだ。

とはいえ今回は「なんとなく」というよりはもう少し具体性がある。

内定が出た会社の印象は「とにかく熱量(やる気?)を大事にしている会社」というものだった。設立してから割と新しいところだったのでややベンチャー気質な部分もあったのだろうと思う。

別に仕事をするうえでやる気がないというわけではない。かといってかなり高い熱量を持っているかと言われるとそうでもない。

あえて言うなら「淡々とこなす」といったところだろうか。

そしてそこに強いギャップを感じた。

実際に働いている状況を見たわけではないし実際自分と同じようにそこまで高くない熱量で働いている人もりつかもしれないが、面接前にされた会社説明で強く押されたポイントの一つだったことがどうしても引っかかってしまった。

周りのことはあまり気にしないようにしてはいるがやはりどこかで比べてしまう部分もある。そんな中で「周りの熱量と自分を比較してしまったとき自分はその差に耐えられるだろうか」という疑問が生まれた。

もともと自己肯定感が高いわけではなくむしろ低い方だと思う。そんな中で熱量の差を感じたとき変に焦りが生まれたり、下手をすれば自己否定や自己嫌悪に陥ってしまうような気がした。通院が中断、様子見の状態になっているとはいえ完全に治ったわけではないだろう。そもそも「もう絶対大丈夫」となるようなものでもないだろう。そんな中でそれらが鬱に対してどう影響するかも気がかりだ。実際そこに就職してなんともない可能性ももちろんある。

しかし可能な限りリスクは避けるべきだと思った。そのための先の決め事なのだ。

だから辞退した。

からしたら「そんなことでせっかく出た内定断ったの?」となりそうな気もするが事の重大性や優先度は人によって違いがあるのは当たり前なので深く突っ込まないでいただけるとありがたい。

 

派遣を選んだ理由

さて、せっかく出た1社の内定を辞退したのはまだいいとしてなぜ正社員ではなく派遣社員を選んだのかだが理由は大きいものは2つある。

1.正社員とは違ってある程度潰しが利く

メリットでもデメリットでもあることだと思うが派遣社員は派遣として働く本人にとっても派遣を受け入れる側の企業にしても何かあったとき切れる関係にある。もちろん企業側に問題があった場合を除き派遣社員が派遣先を辞めるということがあれば派遣先の企業や派遣元の企業に多少の迷惑が掛かるかもしれないが職場環境があわないであったり自分のように鬱であったり何かしらの持病があったとき職場を離れやすい状態にあるというのが現状において魅力的に見えた。(とはいえ言うほど簡単な話ではないだろうが…)

2.正社員につながる

登録する派遣元の企業や派遣先の企業、契約内容にもよるかもしれないがある程度の期間や実績をもとに派遣社員から正社員になることができるし派遣先の担当業務がちゃんと職歴、経験となるのでキャリアアップにもつなげやすいため改めて正社員として働くことを目指した時の転職活動の幅が広がるから。

 

この2つの理由から今回派遣社員になることを決めた。

内定を辞退した理由と同じように見る人から見たら根拠、理由としては弱い部分もあるかもしれないが…

 

 

次の仕事が本決まりしたわけではないので楽観できない状態ではある。

下手すれば今紹介予定の企業に入れなかった場合派遣会社に名前はあるけど実質無職みたいなことにもなりえるので。

ただその場合も「また求人見て仕事探さないと」みたいなことにならず派遣会社の人と相談しながら仕事探しができるのでまあ何とかなるんじゃないかなと思うのでのらりくらりとやっていこうかなと思う次第です。

なかなか締まらない感じが否めないが今回は以上です。

更新できてないけど「これ書きたいな」みたいなのがいくつかあるのでぼちぼちやってきます。